新成熟度モデル、マーケターのAIシフトを支援

GroupMのテクノロジーコンサルティングのスペシャリストであるAccelerationが開発した最先端のマーケティング成熟度モデルが、AI導入競争におけるマーケターの競争優位性をもたらす

ニューヨーク、ロンドン、シンガポール（2024年1月17日）— WPPのメディアエージェンシーグループであるGroupMは、本日、独自のAIマーケティング成熟度モデルの立ち上げを発表した。このモデルは、マーケターのAIトランスフォーメーション・ジャーニーをサポートし、マーケティングのパフォーマンスの最大化、AIテクノロジーから長期および短期な価値を引き出すことを目的としている。

GroupM Nexusの1部門であるデータ&テクノロジーコンサルタントのAccelerationが開発したこの独自のモデルは、マーケターが6つの異なるベクトルを用いて現在のAI対応力を評価し、組織全体のマーケティング成熟度を向上させるために思慮深くAIを導入することを可能にする。

ブランドがAIを活用することで、ビジネスやメディアのパフォーマンスにプラスの効果を最大化できるよう支援するため、マーケティング成熟度モデルは、AdTechとクラウドテクノロジーを融合し、Googleのマーケティングとクラウドプラットフォームを用いて、マーケターが自社のデータ、テクノロジー、人材、組織能力を活用、強化させる。

「調査によると、マーケターの7割がAIの活用を望んでいるが、そのための適切なスキルがあると感じているのはわずか4％にとどまっています。 マーケターがAIを迅速に、しかし慎重に、責任を持って、戦略的に導入できるよう支援する必要性は、かつてないほど明確になっています。」
– GroupM Nexus グローバルCEO、Nicolas Bidon

このモデルは、100以上のAI変革コンサルティング成功事例と30を超えるさまざまな使用例から得られたデータに基づく実用的なフレームワークである。これらの事例により、複数の産業においてメディア効率の向上、顧客獲得単価の削減、売上の増加などが実現されている。例として、グローバルFMCG企業の媒体効率22％向上、眼鏡小売企業の獲得単価16％低下、売上15％増加、テクノロジー企業の獲得単価14％低下などがある。

こうした実証済みの使用例を1つのモデルにまとめたことで、ブランドは先進的かつ戦略的な方法でAIを組織に導入し、AIの導入を明確なビジネス成果に結びつけることを可能にした。

「私たちは、マーケティングにおけるAI主導の成熟度を測定し、達成する新しい方法を提示します。私たちのモデルは、理論的な研究に基づいているのではなく、マーケティングの成熟度の範囲にわたって、意味のある実際のプロジェクトや 使用例の記録に基づいて構築されています」と、AccelerationのGlobal CEOであるGrant Kellerは述べている。「しかし、この新しいテクノロジーから価値を引き出すには、実装を明確なビジネス成果に結びつける必要があります。このモデルによって、クライアントはAIの熟練度を磨き、マーケティング・パフォーマンスを大規模に推進できるようになります。」

このモデルではまず、既存のデータ資産とAI活性化能力の包括的な診断から始めて、マーケターの基礎的なAIの対応力を評価し、マーケティング分析、デジタル分析、コマース、クリエイティブAI、オーディエンス、入札に基づく成熟度ベンチマークを確立する。その後、 Accelerationコンサルタントは、カスタム変革ロードマップの作成でクライアントをサポートし、AIを活用してビジネスKPIを達成するための道筋を描きます。長期的な価値に向けた道筋を築きながら、即効性を生み出すために最も関連性の高い使用例を優先することで、マーケターが将来的なAIの目標達成に向けて前進できるよう支援する。

AIマーケティング成熟度モデルおよび関連コンサルティング・サービスは、2024年1月17日より北米および英国のクライアント向けに提供され、その後、スウェーデン、デンマーク、フィンランド、ノルウェー、イタリア、ポルトガル、オーストラリアのクライアント向けに提供される。

詳細は https://www.acceleration.biz/ai-maturity-modelをご参照ください。