GroupM|2024年の広告総収入、9.5%増と予測 – 年度末世界広告予測

This Year Next Yearレポートが広告投資を形作る主要トレンドを分析

ニューヨーク(2024年12月9日)— WPP傘下のメディアエージェンシーグループGroupMが、2024年度末の世界広告予測を発表した。過去12ヶ月間の広告投資を分析し、2025年以降の予測を共有するこのレポートによると、広告販売最大手の好調な業績とデジタル化の拡大により、今年の世界の広告投資の伸びは9.5%に達した。広告業界の総収入は2024年に初めて1兆ドルを突破し(米国の政治広告を除く)、2025年にはさらに7.7%成長して1兆1000億ドルに達する。

純粋なデジタル広告は依然として最も強力なチャネルであり、世界で2024年に12.4%成長し、2025年には広告全体の72.9%を占めると推定される。その中でも、リテールメディアはデジタル広告の中で急速に拡大しているセグメントであるとされ、2025年には世界で1,771億ドルに達し、ストリーミングを含むテレビ全体の収益を初めて上回ると予想されている。

屋外広告(OOH)は、デジタル屋外広告(DOOH)の強力なパフォーマンスによって市場シェアを維持しており、2025年にはOOH全体の収益の42%を占めると見られている。一方、世界の音声広告収益は2025年もほぼ横ばいで推移する一方、印刷広告はさらなる減少が予測されており、デジタル化の進展とAIの影響がその主な要因とされている。

広告市場の上位10カ国は、程度の差こそあれ、すべて2024年に成長すると予測されている。米国と中国が2大市場であることに変わりはなく、総広告収入はそれぞれ9.0%増の4,002億ドル、13.5%増の2,045億ドルになると予想されている。英国は依然として日本を僅差で抑えて3位。ドイツとフランスは順位を維持し、カナダ、ブラジル、インド、オーストラリアが続く。

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About GroupM

GroupMは、WPPグループの一員であり、広告を通じて人々の生活をより良くするメディアの新時代を切り拓くことを使命とする、世界有数のメディアエージェンシーである。独立調査機関COMvergenceの測定によれば、年間600億ドル以上のメディア投資を担っている。GroupMは、Mindshare、Wavemaker、EssenceMediacom、T&Pmのグローバル・エージェンシーと、クロスチャネル・パフォーマンス(GroupM Nexus)、データ(Choreograph)、エンターテインメント(GroupM Motion Entertainment)、インベストメントソリューションを通じて、グローバル・スケール、専門知識、イノベーションのユニークな組み合わせを活用し、クライアントがビジネスを展開するあらゆる場所で、持続的な価値を生み出している。

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