GroupMとInternews、APACのニュースサイトへの広告投資を拡大
- ニュース
- 2024-06-19
シンガポール(2024年6月19日) – GroupMとInternewsは、信頼できるニュースパブリッシャーにメディア予算を再投資することで、ブランドが質の高いジャーナリズムを支援する業界初のプログラム (Back to News構想(イニシアチブ))に続き、アジア太平洋地域の350以上のニュースパブリッシャーが2023年にGroupMから広告投資の増額を受けたことを発表した。
GroupMのBack to Newsイニシアチブは、世界最大のメディア支援非営利団体であるInternewsと提携し、世界各地のローカル、国内、国際的なニュースウェブサイトにおける広告環境へのアクセスを広告主に提供することに取り組んできた。
この協業により、アジア太平洋地域では、350以上のニュースサイトへの広告投資が前年比(2022年から2023年)で増加を予測している。これらのウェブサイトは、オーストラリア、インド、インドネシア、マレーシア、ニュージーランド、シンガポール、台湾、タイ、フィリピン、ベトナムを含むアジアの10大市場に属している。また、2023年第1四半期と2024年第1四半期を比較すると、各市場でこれらのサイトへの広告費が前年同期比で43%増加している。
「APAC地域における最大のシングルポイント・メディア・バイヤーとして、私たちは、多様で持続可能かつ透明性及び質の高いメディア・エコシステムを支援する責任があると考えています。Back to Newsイニシアチブは、当社の責任投資フレームワークの重要な柱であり、クライアントとともに質の高いニュースパブリッシャーへの投資を継続し、近年市場を席巻しているフェイクニュースやMFA(広告目的の大量生成)コンテンツに対抗することを目的としています。当社の供給管理チームがこの分野で達成した成果は、まさに市場をリードするものと言えるでしょう。」 — GroupM APAC チーフ・インベストメント・オフィサー、Anita Munro
広告主と出版業界にとってのメリット
信頼できるデジタルニュースパブリッシャーが、広告目的で作成されたウェブサイトや人工的に生成されたコンテンツとの競争に直面する中、この取り組みはジャーナリズムの発展とニュースアクセスの向上に大きく貢献している。広告投資の増加により、パブリッシャー側での積極的な改善が促進され、メディアエコシステム全体の質の向上につながっている。実際、この地域の大手自動車メーカーの事例では、ビューアビリティが16.5%向上し、クリックスルー率が60%増加、さらにCPMが約20%削減されるなど、クライアント キャンペーンにおいても明確な成果が確認されている。
ニュースパブリッシャーの声
Jawapos.comのバイス・ディレクター、Dhimas Ginanjar氏は、「私たちの目標は、ユーザーにワールドクラスの体験を提供することです。こうすることで、一流ブランドが安心して広告を掲載できる環境を整えています。」と述べている。同様にVNExpressのCEOであるNgo Manh Cuong氏も、「GroupMと協力することで、ニュース広告の質が向上し、よりスマートで使いやすく、お客様にとってより効果的なものになると信じています」と述べている。
また、NZMEの編集者であるShayne Currie氏は、「独立性があり信頼できるジャーナリズムの価値を理解し、支援してくださる広告主や読者の皆さまに、感謝の気持ちでいっぱいです」と述べた。
TVBSのジェネラルマネージャーであるWen-Yan Liu氏は、この取り組みを通じて、「最先端のテクノロジーを活用しながら、真実を伝え、環境の持続可能性を推進し、視聴者から信頼されるニュースソースであり続けることが可能になった」と述べている。
「私たちのニュースルームでは、掲載前に情報を徹底的に検証するため、多大な労力を費やしています。より多くのブランドが、さらなる検証が必要なサイトやプラットフォームに投資するのではなく、責任あるジャーナリズムに広告を出稿する方向に進むことを願っています。GroupMとの長年にわたるパートナーシップは、私たちが最高水準を追求する姿勢をさらに強化するとともに、信頼されるブランドが私たちのニュース環境で安心して活動できる空間を提供することを保証しています」と、Media PrimaのCOOであるNicholas Sagau氏は述べている。
「GroupMとInternewsのチームは、広告主と責任あるブランドセーフなローカルニュースメディアのニーズに応えるシステムを構築するために、非常に大きな努力を重ねてきました。ニュースへの支援がこれまで以上に重要な時期に、その取り組みが実を結びつつあることを実感しています。」と、InternewsのAds for NewsディレクターであるChris Hajecki氏は述べている。
GroupMのBack to Newsプログラムは、InternewsのAds for Newsイニシアチブに支えられている。この取り組みは、54カ国の信頼できるローカルニュースウェブサイトを通じて、ブランドや広告代理店が熱心な視聴者にリーチすることを支援するものだ。アジア太平洋地域で得られた成果は、GroupMとInternewsがグローバル展開を進める中で、ニュースサイトが他の地域で広告投資をより効果的に引き寄せる方法を見極めるため、さらに詳しく分析される予定だ。
Ads for Newsが、複数のステークホルダーからなる業界連合によって作成された広範な基準をもとに審査したニュースウェブサイトやドメインは、ローカルマーケット掲載リスト、プライベートマーケットプレイス(PMP)、または入札可能な価格で提供される在庫パッケージを通じて直接アクセスできる。
About Internews
Internewsは、100カ国で独立したメディアを支援する非営利団体です。Internewsはジャーナリストやデジタル権利専門家を育成し、誤情報に取り組み、メディアが経済的に繁栄するためのビジネス専門知識を提供します。40年間にわたり、命を救い、生活を向上させ、機関に説明責任を負わせる信頼できる情報を提供してきました。詳細については、www.internews.orgをご覧ください。
お問い合わせ先: [email protected]
About Ads for News
InternewsのAds for News(AFN)は、世界経済フォーラムおよびニュース出版社国際協会(WAN-IFRA)と協力して立ち上げた、信頼できるローカルニュースメディアを通じたオンライン広告でブランドに価値を提供するグローバルな非営利イニシアチブです。この目的を達成するために、AFNは各国の信頼できるローカルニュースウェブサイトのリストを作成し、主要ブランドや広告代理店がオンライン広告でそれらのメディアを責任を持ってターゲットできるよう支援します。詳細については、www.adsfornews.orgをご覧ください。
GroupMは世界有数のメディアエージェンシーであり、広告が人々にとってより良く機能するメディアの新時代を創造することを使命としている。年間600億ドル以上(COMvergence調べ)のメディア投資を行い、革新、差別化を図り、クライアントがビジネスを行うあらゆる場所で持続的な価値を生み出している。GroupMのポートフォリオには、エージェンシーのMindshare、Wavemaker、EssenceMediacom、mSix&Partnersのほか、Choreograph(データ&テクノロジー)、GroupM Nexus(クロスチャネル・パフォーマンス&アクティベーション)、GroupM Investmentが含まれる。詳しくはwww.groupm.com