GroupMが世界のメディアを席巻: 2023年の売上高と世界市場シェアで1位

EssenceMediacomがグローバルエージェンシー第1位にランクイン

今週発表されたCOMvergenceの2023年版「Global and Regional Billings Rankings and Market Shares」報告書によると、GroupMは引き続きメディアインベストメントにおいて世界をリードしている。

世界の主要な広告およびメディアエージェンシーの業績を測定する独立した国際調査機関であるCOMvergenceは、GroupMが2023年に達成した総請求額が626億ドルに達し、前年の2022年から3.4%増加したと評価している。これにより、GroupMは市場全体の15%、そして「ビッグ6」エージェンシーグループの市場シェアの29%を占めることとなった。

調査によれば、GroupMは評価された47市場のうち49%で1位となり、特に中国、インド、日本、ドイツ、英国などの主要市場で強い存在感を示しました。さらに、77%の市場で1位または2位にランクインし、世界各地での優位性が際立った。

特にアジア太平洋地域(APAC)およびヨーロッパ・中東・アフリカ(EMEA)でのGroupMの継続的な強さが強調された。APACでは、2023年の総請求額が200億ドルに達し、ビッグ6の市場シェアの41%を占めて総合1位となった。この額は、後続の2つのエージェンシーグループを合わせた総額の2倍以上に相当し、メディアエージェンシーネットワークのトップ3において、GroupMが3社を独占する結果となった。EMEAでは、2023年の総請求額が233億ドルとなり、ビッグ6の市場シェア31%を占めるとともに、上位4社のうち3社をGroupMが占めるという強さを見せた。さらに、北米市場では2位を維持し、ラテンアメリカ(LATAM)では7.6%の成長を遂げ、順位を3位に引き上げた。

また、GroupMのエージェンシーは、世界のエージェンシーネットワーク上位5社のうち3社を占めた。EssenceMediacomは2023年のグローバルクライアント請求額が245億ドルとなり1位を獲得し、Mindshareは209億ドルで3位、Wavemakerは153億ドルで5位にランクインした。さらに、T&Pm(報告書ではMSixとして評価)は、大手グループエージェンシーの中で最も高い成長率を記録し、査定された請求額は13.4%増となった。

COMvergenceの2023年請求額分析におけるGroupMの優れた業績は、2023年の新規事業成長における評価結果をさらに裏付けるものであり、GroupMのエージェンシーは、新規事業総額およびリテンション・ボリュームで業界のトップに立った